『自己実現への道』Part1 ― 2012/05/28 23:46
10年前に『Paradigm Shift』というバンドのお手伝いを始めた。
それまでに彼らは既に3枚のアルバムをリリースしており、
楽曲&演奏共に非常に精緻で複雑ながらも、
高度なレベルで音楽的に成熟しており、
全くケチの付けようのない完成度だった。
また、参加する上で当然参考にした
オリジナルメンバーであり、前任者の『松田真人』さんのプレイも、
僕自身が己のオリジナリティーを挟む余地が全く無い程に、
その楽曲の魅力を100%引き出すべく、完成し尽くされていた。
(結局の所、自分は彼のプレイをなぞることしか出来なかった)
しかし、僕が『Paradigm Shift』を希有だと思う最大の理由は、
メンバー全員が、いわゆるプログレ〜テクニカル系
ミュージシャンと大きく違って、
ポップス(歌モノ)に非常に長けている部分だ。
(松下)誠さん、富倉(安生)さん、宮崎(まさひろ)さん共に、
80年代から活躍してきた著名なスタジオミュージシャンであり、
誰もが彼らの演奏を一度は聴いたことがあるぐらい、
長く日本のポップスシーンに貢献してきた大ベテランだ。
初めてのリハの時に、複雑で難しいインストパートより、
(正にポップスに長けた)誠さんの歌のバックでピアノを弾くのに、
何倍も緊張したのを覚えている。
それまで複雑でテクニカルなインストばかりやっていたので、
前述(2012/05/24)の『ELLIS』以来長らく遠ざかっていた
歌のバックで演奏することに、正直自信が持てなかったのである。
しかし、それこそが今の自分を作った礎であり、
プロになってから一度は闘いに敗れた自分の、
ある意味”第二のスタート”だったと今では確信している。
続く
それまでに彼らは既に3枚のアルバムをリリースしており、
楽曲&演奏共に非常に精緻で複雑ながらも、
高度なレベルで音楽的に成熟しており、
全くケチの付けようのない完成度だった。
また、参加する上で当然参考にした
オリジナルメンバーであり、前任者の『松田真人』さんのプレイも、
僕自身が己のオリジナリティーを挟む余地が全く無い程に、
その楽曲の魅力を100%引き出すべく、完成し尽くされていた。
(結局の所、自分は彼のプレイをなぞることしか出来なかった)
しかし、僕が『Paradigm Shift』を希有だと思う最大の理由は、
メンバー全員が、いわゆるプログレ〜テクニカル系
ミュージシャンと大きく違って、
ポップス(歌モノ)に非常に長けている部分だ。
(松下)誠さん、富倉(安生)さん、宮崎(まさひろ)さん共に、
80年代から活躍してきた著名なスタジオミュージシャンであり、
誰もが彼らの演奏を一度は聴いたことがあるぐらい、
長く日本のポップスシーンに貢献してきた大ベテランだ。
初めてのリハの時に、複雑で難しいインストパートより、
(正にポップスに長けた)誠さんの歌のバックでピアノを弾くのに、
何倍も緊張したのを覚えている。
それまで複雑でテクニカルなインストばかりやっていたので、
前述(2012/05/24)の『ELLIS』以来長らく遠ざかっていた
歌のバックで演奏することに、正直自信が持てなかったのである。
しかし、それこそが今の自分を作った礎であり、
プロになってから一度は闘いに敗れた自分の、
ある意味”第二のスタート”だったと今では確信している。
続く
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