『さようなら。佐山（雅弘）さん。ありがとうございました』 ― 2018/11/14 22:08
佐山さんの弟子にしてもらおうと、20代の頃に追っかけをやっていました。まず顔を覚えてもらおうと最前列に座り、密かにウォークマンで録音をしていました。そしてその音源から何曲も採譜し、それを誠意の証として抱え、ビクビクしながら新宿のライブハウスに弟子入り希望のご挨拶に行き、短い間でしたが弟子にしていただきました。プロになって間もない頃、あるジャズフェスで偶然御一緒しました。その時「石黒は俺の弟子で最初にプロになった奴やな」と言っていただいたのが、とても誇らしく嬉しかったのを覚えています。その後もライブやレコーディングで何度か御一緒することが出来ました。音楽的には僕には厳しい方でしたが、恥ずかしい話、自分が荒れていた時代に失礼な発言をしたことがあった時も、佐山さんは決して僕に怒らなかった。今更言っても遅すぎますが...本当に不肖の弟子で申し訳ありませんでした。でも、学ばさせていただいた事の多くは今でも自分の中で生きています。実は約1ヶ月ぐらい前に、息子さんのこうた君とセッションで一緒になりました。その時「この技はお父さんから教えてもらったんだよ」なんて話をしたり、父親そっくりのフォームでピアノを弾く彼の姿を「佐山さん、お元気かなぁ〜」なんて思いながら、感慨深く眺めていました。佐山さん...本当にありがとうございました。R.I.P. http://sayamamasahiro.com
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